スキル
スキルは、パターン、手法、ブランドガイドラインをAtomへ教える再利用可能な指示です。作成後は、スラッシュコマンドまたはプロンプト内の名前から呼び出せます。
スキルの用途
スキルには、プロジェクトをまたいで残したい知識を保存できます。
- ブランドガイドライン — カラーパレット、タイポグラフィ規則、キャプションスタイル、タイトル基準
- 編集手法 — ラフカット構成、ペース規則、無音整理、マーカー規則
- プロジェクト規則 — ビン構成、シーケンス命名、トラック整理、メディアの扱い
- 再利用ワークフロー — キャプション調整、納品確認、バージョン管理、書き出し手順
スタジオのキャプションスタイルと納品設定を毎回説明する代わりに、スキルを一度作り、必要なときに呼び出せます。
スキルを作成
Atomへ作成を依頼する方法と、手動で作る方法があります。
Atomにスキル作成を依頼
必要な内容を説明すると、今後のチャットで名前から呼び出せるスキルをAtomが作成します。
このシーケンスを確認し、ペースとトラック構成を再利用できるスキルとして保存 チームのキャプション、アスペクト比、書き出しプリセットでソーシャル版を準備するスキルを保存 インタビュー映像を整理し、セレクトシーケンスを作るスキルを作成 Atomはツールを使ってプロジェクトの文脈を集め、ビン、シーケンス、トラック、クリップ、マーカー、コンポーネント設定を確認します。その後、名前、説明、詳しい指示を含む自己完結型スキルを書きます。生成中はライブプレビューが表示されます。
既存の作業からでも、説明だけからでもスキルを作成できます。関連するプロジェクトの文脈がある場合は作成済みの内容を確認し、最初から説明した場合は、その説明に基づいて指示を書きます。
保存する内容や場所も指定できます。
このシーケンスのキャプション処理に絞ったスキルを作成 これをスキルとして保存し、どのインタビューでも使えるよう一般化 このプロジェクトと一緒に残るプロジェクトスキルとして保存既存の作業からスキルを作る場合は、先に同じ会話内で作成・調整してください。チャット履歴に関連する文脈が多いほど、スキルの内容が良くなります。
手動で作成
- チャット入力欄に
/を入力します - メニューからCreate Skillを選びます
- 各フィールドを入力します
- Name — 短く内容がわかる名前(kebab-caseのスキルIDになります)
- Description — このスキルを使う場面
- Scope — Global(すべてのプロジェクト)またはProject(現在のプロジェクトと一緒に保存)
- Instructions — Atomが従う詳しい指示
Settings > Skills > Createからも同じフォームを開けます。
スキルを使う
スラッシュコマンド
/の後にスキル名を入力して呼び出します。
/corporate-style 「Q4 Results」のオープニングタイトルを作成 /social-delivery このシーケンスの縦長版と正方形版を作成スキルは入力欄にトークンとして表示されます。Atomは依頼を処理する前にスキルの指示を読み込みます。
/に続けて入力すると、名前でスキルを絞り込めます。矢印キーで移動し、Enterで選択します。
自然な言葉
会話の中でスキル名またはIDを指定することもできます。
キャプションスタイルのスキルをアクティブなシーケンスへ適用 選択したクリップにinterview cleanupスキルを使用依頼が特定のスキルを明確に示している場合、Atomは一致するスキルを読み込めます。
自動マッチング
最も確実なのは、/skill-idまたはメッセージ内のスキル名で明示的に呼び出す方法です。動作を予測しやすく、どの指示が有効かも明確になります。
スキルを管理
Settings > Skillsを開き、スキルの表示、編集、コピー、削除を行います。
各スキルには次の情報があります。
- Name — 表示名
- Scope badge — GlobalまたはProject
- Description — 使用する場面
- Edit — スキルの指示を変更
- Copy — スキル内容をクリップボードへコピー
- Delete — スキルを完全に削除
スキルのファイル形式
スキルはYAML frontmatterを含むSKILL.mdとして保存されます。
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name: kinetic-type
description: Animated text reveal with overshoot easing
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Apply scale animation from 0% with overshoot...
(Markdown instructions continue here) nameフィールドはkebab-caseへ変換され、スキルIDになります。descriptionには使用する場面を書きます(目安約100文字、最大500文字)。frontmatter以降がAtomの従う指示です。
添付ファイル
スキルには指示と一緒にJSX(ExtendScript)ファイルを含められます。再利用可能なスクリプトを含むスキルをAtomが作ると、番号付き.jsxとしてスキルフォルダーへ保存し、frontmatterから参照します。
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name: review-prep
description: Prep projects for client review with watermark and downscaled export
attachments:
1: 'Watermark overlay script'
2: 'Export preset builder'
--- 添付ファイル(1.jsx、2.jsxなど)は、スキルフォルダー内でSKILL.mdの隣に保存されます。スクリプトが必要なスキルを作るとAtomが自動で書き込みます。
保存場所
スキルはスコープに応じて、次のいずれかへ保存されます。
- Globalスキル:
~/Library/Application Support/atom-premiere/skills/ - Projectスキル:
[Premiere project folder]/atom-premiere/skills/
各スキルには専用フォルダーがあり、SKILL.mdと添付.jsxが入ります。フォルダーは手動で編集でき、別のコンピューターへバックアップできます。
GlobalとProjectスコープ
Globalスキルは、コンピューター上のすべてのプロジェクトで利用できます。個人の規則、スタジオのブランドガイドライン、常用する手法に使います。
Projectスキルは、.prprojファイルの隣にあるatom-premiere/skills/フォルダーへ保存されます。プロジェクト固有の編集規則、クライアント規則、プロジェクトファイルと一緒に移動する納品設定に使います。
ProjectスキルはPremiereプロジェクトの隣にある通常のファイルで、.prprojには埋め込まれません。アーカイブや別のコンピューターへの移動時は、atom-premiere/skills/をプロジェクトファイルと一緒に手動でコピーしてください。
Projectスコープは、Premiereプロジェクトをファイルへ保存済みの場合だけ選べます。未保存の場合、Create SkillフォームのProject切り替えは無効になります。
スキルの例
ブランドカラーパレット
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name: acme-brand
description: Use for all Acme Corp projects
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# Acmeブランドガイドライン
## カラー
- Primary: #E63946 (Acme Red)
- Secondary: #1D3557 (Navy)
- Accent: #F1FAEE (Off-white)
- Text: #457B9D (Steel blue)
## 使い方
- 見出し:Navy上にAcme Red
- 本文:Steel blue
- 背景:Off-whiteまたはNavy
- 白いアウトラインなしでNavy上に赤を使わない インタビュー整理の手順
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name: interview-cleanup
description: Prepare interview footage for a focused first edit
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# インタビュー整理
## 整理
1. インタビューメディアを専用ビンへ入れる
2. 話者とテイク番号でクリップ名を変更
3. 選択クリップを文字起こし
## セレクト
- 完結した回答をマーク
- 言い直しと使用できないテイクを除外
- ソース順にセレクトシーケンスを作成
## タイムライン
- 会話をA1に維持
- 質問マーカーを追加
- ソースクリップは変更しない ソーシャル向け納品手順
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name: social-delivery
description: Create and check social versions of the active sequence
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# ソーシャル向け納品
## バージョン
1. 承認済みシーケンスを複製
2. 16:9、1:1、9:16版を作成
3. 各アスペクト比に合わせて被写体をリフレーム
## 仕上げ
- プロジェクトのキャプションスタイルを適用
- タイトルをセーフマージン内に配置
- 最初と最後のフレームを確認
## 書き出し
- 承認済みソーシャル用プリセットを使用
- 各ファイル名にアスペクト比を含める
- すべての書き出し先を報告